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一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター「令和元年度デマンドサイドマネジメント表彰」 理事長賞を受賞(銀座5・6丁目地区熱供給センター)

2019年06月12日

このたび、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター主催の「令和元年度デマンドサイドマネジメント表彰」において、銀座5・6丁目地区熱供給センターの「新設プラントならびに既設プラントとの熱供給導管連携による全体最適化」が理事長賞を受賞しました。

本表彰制度は、電力負荷平準化に資すると認められるシステム(機器を含む)を広く公募し、そのうち特に優れたものを表彰することにより、電力負荷平準化システムの一層の普及および社会への啓発を図ることを目的としています。

今回受賞した銀座5・6丁目地区熱供給センターは、1987年から地下鉄駅舎・店舗・オフィスビルのお客さまに、蓄熱式ヒートポンプシステムによる熱供給を行ってきましたが、2017年4月にはエリア内に新たにオープンした複合施設「GINZA SIX」に対しても供給を開始しました。

それにあわせて「GINZA SIX」地下に第2プラントを建設し、そこに設置した高効率熱源機、大型蓄熱槽等を活用して電力負荷平準化、省エネルギー性の向上を図りました。

このたびの表彰においては、

①既存プラントと新設プラントを連携することで、複数用途の空調負荷を統合し、効率向上と電力負荷平準化を地区全体で実現したこと

②高効率熱源機の採用、搬送効率の向上に加え、熱供給導管を連携運用することにより、高いCOPを実現したこと

③全国的に設備の老朽化と都市再開発が進む中、代表的な商業地区における極めて注目度の高い大型複合ビルの新設に合わせて、国の推進する熱融通を導入したこと、

以上の点について評価いただき、受賞となりました。

それらの取り組みにより、電力夜間移行(負荷平準化)率61.9%、連携を行わない単独運用に比べ一次エネルギー削減率7.2%、CO2削減率8.5%の向上を達成しました。

なお、当社は過去においても、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターから、

  2014年 「電力負荷平準化機器・システム表彰」における経済産業省資源エネルギー庁長官賞」(京橋1・2丁目地区熱供給センター)

  2016年 「ヒートポンプ・蓄熱月間」感謝状

  2016年 「ヒートポンプ・蓄熱システム運転管理等の改善事例」優秀賞

をいただいております。

※今回の表彰式(6/3)の様子は、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターのホームページのお知らせをご覧ください。 http://www.hptcj.or.jp/index/news/tabid/1514/Default.aspx