横浜市北仲通南地区熱供給事業で採用している施工方法について紹介します。
1. 逆打工法
新市庁舎で採用している「逆打工法」とは、先行して1階床を建設した後、地下と地上の工事を同時に施工する工法であり、同時施工のため、一般的な「順打工法」に比べ、工期短縮が可能とされています。
(参考1)
2. ユニット工法
本体側建物の進捗に合わせ、冷却水配管や冷温水配管(以下、竪管)をタワークレーンを用いて上階まで揚重し、搬入します。この時に、1フロアずつ搬入すると時間がかかってしまうため、「ユニット工法」が採用されております。
ユニット工法とは、工場で数フロア分の配管を1本の配管として製作しておくことで、配管の溶接箇所を減らし、品質を保持します。また、搬入にかかる時間の短縮を図ることができるため、現場での事故防止に配慮しています。配管径の小さい配管については数本まとめて搬入することで、1本ずつ搬入する場合に比べ、工期の短縮や現場での溶接作業や搬入作業の低減により、安全な現場環境を構築しています。
(参考2)
3. スリーブ
各階の鉄筋コンクリートに竪管を敷設していくために、あらかじめ貫通孔として「スリーブ」という筒状の管を敷設します。スリーブは、配管よりも一回り大きいため、配管の搬入後もそのまま使用します。
(参考3)
以上
2020/02/04
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