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「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」を受賞(京橋1・2丁目地区)

2014年06月20日

この度、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター主催の「第16回電力負荷平準化機器・システム表彰」において、「建物側輻射空調設備と地域熱供給プラントの協調による5管式熱供給システム」(清水建設株式会社、東京都市サービス株式会社)が最優秀賞となる「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

本表彰制度は、電力負荷平準化に資すると認められる機器・システムを広く公募し、そのうち特に優れたものを表彰することにより、電力負荷平準化機器・システムの一層の普及および社会への啓発を図ることを目的としています。

今回受賞したシステムは、京橋1・2丁目地区のお客さまである清水建設本社ビルと地域熱供給プラントの協調による新しい熱供給システムとなっています。
ビルの輻射空調に必要な冷水は、これまで利用していなかった地域の還り冷水を供給し、デシカント空調機の再生には冷房排熱を活用しました。さらに、大容量温度成層型蓄熱槽を組み合わせることで、優れた省エネルギー性と高いピークカット効果を実現することができました。

本件は、
①一次エネルギー換算COPが国内トップレベルの1.39と省エネルギー性が高い。
②冷水の大温度差供給により、蓄熱容量が増大し、夜間移行率の向上。また、昼間に熱源機を停止することでピーク電力を1,300kW(約85%)削減し、電力負荷平準化に大きく寄与している。
③建物側の輻射空調設備に地域の還り冷水配管を付加することで実現できるため、普及性に優れたシステムである。

という点が高く評価されました。



表彰式の様子



表彰盾